| English | Arabic

日本人在住者の大半が生活する大都市とその内外の交通状況について紹介しています。(2016年12月現在) 

 

1.電車・地下鉄の利用法

当国においては、電車・地下鉄は3種類あり、1種類目が全国各地を結ぶ長距離列車、2種類目が主要都市々内を縦横に結ぶ路面電車、3種類目がカイロ市にある メトロと呼ばれる地下鉄である。運営は全て公営である。

長距離列車は日本の感覚でいう通常の電車であり、料金、等級、発着時刻等が定められており、時刻表等の印刷物も発行されている。邦人は概ね1等を利用するが、2等も利用に耐えられる路線が多い。乗車券の購入は、直接駅に出向いて購入するか旅行代理店を通じて購入する必要がある。窓口の駅職員は殆どの場合、英語を解さない。

カイロ、アレキサンドリア等の大都市では、路面電車が走っている。但しカイロでは路線が東北方面に限られており、発着時刻はなく速度は遅く、時間が不定期な上に路線表が存在しないため、実際的な利用には適さない。

メトロと呼ばれる地下鉄は、カイロ都心を中心にし、南(ナイル川上流のヘルワン方面)と東北(エルマルグ方面)の間を1号線が、北(ナイル河下流のショブラ方面)と南西(ギザ方面)間を2号線が走っている。駅構内は清潔で、浮浪者等も警察が排除しているため、治安は良好である。料金は 1ポンド均一で平常は約10分間隔、ピーク時は約3分間隔で運行している。乗車券は窓口で購入し、自動改札を通ってホームへ行く。窓口の駅職員は英語を解する者が少ない。なお、4〜5両目あたりは女性専用である。

2.バスの利用法

当国においては、バスには3種類あり、1種類目が全国各地を結ぶ長距離バス、2種類目が市内を走るミニバスで、3種類目も同じく市内を走る大型バスである。ミニバス、大型バスの利用は避けるように勧めるが、以下に概要を記す。

長距離バスは発着場所が市内数個所に限られている。出発時刻は定められているが頻繁に変動するため、時刻表の類は発行していない。発着場所が乗車券の発券場所であり、その場で時刻を確認して購入することとなる。復路のバスの予約、出発時刻の確認は出来ず、各地に於いて直接時刻を確認、購入となる。

ミニバスは定められた2点間を結ぶ路線を走り、その路線上であればどこからでも乗車可能、どこにも降車可能である。定員が決まっているため、満員になると乗車を拒否する。長距離バスと違い冷房設備等はなく、路線図等も発行されていない。
大型バスは行き先がアラビア語と数字で表示されており、一定の路線を走るが、ミニバスよりもあらゆる面において利用が困難である。実際には邦人留学生等も(特に女性)殆ど利用しない。またスリの殆どが、バスの中・乗り降りの際に発生しているので避けるほうが賢明である。


3.タクシーの利用方法

市内の移動で館用車、自家用車、地下鉄が使用できない場合、タクシーを利用することが多い。
 

●個人経営のタクシー

当国のタクシーは、リムジンを除きほぼ全てが個人経営である。政府により一応の料金基準は発表されており、メーターの設置も義務づけられているが、稼働していない。政府の定めた料金は安価過ぎ、走行中のガソリン代を下回るほどであるため、相場額を支払うのが暗黙のルールとなっている。大型タクシー、ホテル周辺に待機しているタクシーが割高である。

2008年末頃より多く見られるようになった白色一色のタクシーは,メーターを備え付けており(初乗り4ポンド),領収書が出るものもある。メーターに出る金額も絶対的なものではないが,近場でもだいたい相場ぐらいの金額が出るので支払いの目安となり,交渉の必要がなく,メーター通り支払えばトラブルも少ない。他方で,メーターが改造されている場合もあるため注意が必要。

 

●ウーバー

当国では個人配車サービス「Uber」の利用が可能である。料金交渉が不要で支払いもアプリ内で事前に登録したクレジット・カード及び現金の2種類から選択可能。近距離の場合,タクシーよりやや高価となるが,遠距離の場合,むしろ割安となる。基本的にエアコン付きでドライバーも英語を話す割合が高い。

 

●ロンドン・キャブ・エジプト

主にカイロ市内及びハルガダ,シャルム・エル・シェイク等を走る予約制タクシー。HP(http://londoncabegypt.com/ )から予約可能,料金の積算も可能であるが比較的割高である。

 

●ブルー・キャブ

カイロ市内を走る,企業経営の予約制タクシー。連絡先等がHP(http://thebluecab.com )に記載されている。E メール,或いは電話での予約が可能である。運転手から,料金とは別途チップを要求される可能性がある。

 

●リムジン

リムジンは会社毎に料金を設定しており,ホテルのリムジンカウンターなどには大抵,一欄表が掲示されている。料金は,一般のタクシーの数倍から十倍程度である。車体の色は白,黒,濃紺,赤色などがあり,大抵は1色で,前部ドアに会社のロゴ・マーク・シールを貼っている。

 

●料金交渉

タクシーには事前に料金を交渉して乗るのが一般的であるが、いったん料金交渉が終わっても、走行中や降車時に再度交渉されることがある。ある程度現地に慣れ、相場も把握した後は行き先だけ告げて乗り、交渉せずに降りてから助手席の窓越しに相場額のみ手渡す方が楽である。現地の者はこの方法でタクシーを利用している。流しの場合は、料金は1km=1ポンド程度であるが、主要ホテル前に駐車しているタクシーはこの数倍を要求する。乗車時には1ポンドや50ピアストル等の小銭を用意しておくとよい。普通のタクシーをダウンタウン内で利用する場合は10ポンド程度。

ホテル前で待機しているタクシーの運転手は簡単な英語を話せるが、流しのタクシーの運転手はアラビア語しか話せないことが多い。しかし、目的地付近のホテル名、広場や通りの名と簡単なアラビア語(右、左、まっすぐ、ここ等)を覚えればことは足りる。

また、行き先や時間帯によっては乗車拒否もある。


エジプト生活情報トップ