2012年11月21日
~プレスリリース~
平成23年度草の根文化無償資金協力
「第二の太陽の船発掘のための太陽光発電機材整備計画」
引き渡し式


1.11月21日,ギザの「第二の太陽の船」発掘サイトにおいて,日本政府の支援で調達されたソーラーパネルの引き渡し式が行われました。同式典には,奥田紀宏駐エジプト大使をはじめ,吉村作治NPO太陽の船復原研究所長,ムハンマド・イブラヒーム・エジプト遺跡問題担当大臣の名代としてモフセン・サイード・アリー・エジプト考古最高評議会事務局長が出席しました。
2.第二の太陽の船発掘のための太陽光発電機材整備計画の概要
(1)被供与団体:特定非営利活動法人 太陽の船復原研究所
(2)供与額:110,803米ドル
(3)概要:太陽の船復原研究所による「第二の太陽の船」の発掘・保存・復原に使用する電気機器を稼働させるための太陽光発電機材(日本製)の調達に必要な資金を供与。
3.クフ王のピラミッド脇で発掘された「第二の太陽の船」の復原は,観光客を惹きつける新たな目玉となり,エジプトの観光セクターの復興に貢献すると期待されています。今次支援以前に日本政府は,太陽の船復元に欠かせない大型テントの調達や、ピラミッド近郊の大エジプト博物館建設プロジェクト等を支援するなど、エジプト考古学分野に対して様々な支援を行ってきています。
4.このたび調達された太陽光発電機材は、太陽の船復原の終了後も、他の発掘現場でエジプトの考古学のために使用されることになっています。
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