平成26年5月21日
北アフリカ(サヘル・大湖地域)の平和と安定の強化プログラム署名式

1. 5月21日、首都カイロのエジプト外務省施設内において、鈴木駐エジプト大使とナビール・ファハミ・エジプト外務大臣、複数のエジプト外務省担当次官及び在エジプト・アフリカ諸国大使など多数の立ち会いの下、アニータ・ニロディーUNDP(国連開発計画)在エジプト常駐代表、オマル・アブー・アイチ・エジプト外務大臣国際協力次官補及びアシュラフ・スウェラムCCCPA(注)所長との間で、日本政府が支援する「北アフリカとサヘル地域の平和と安定の強化プログラム」の署名式が行われました。
2. プロジェクト概要
(1)実施機関:CCCPA
(2)プロジェクト総額:200万ドル
(日本政府からの平成25年度補正予算による緊急支援)
(3)プロジェクト概要:北アフリカ及びサヘル地域における紛争防止及びその解決法、
平和構築のアプローチ法及び国境管理の方策について、政府機関の要員や文民等に
対し、必要な能力を付与するものです。我が国は、アフリカ大陸の平和構築にも積
極的に貢献しており、昨年、横浜で開催されたTICAD Vにおける公約事項である
「アフリカのPKOセンターを通じ3,000人の平和人材育成」を達成する上で
も、本プロジェクトが果たす役割は非常に大きなものとなっています。
(注)CCCPA(紛争解決・平和維持のためのカイロ地域センター、Cairo Regional Center
for Training on Conflict Resolution & Peacekeeping in Africa)とは、アフリ
カの平和維持活動を支援し、危機・紛争管理にアフリカ諸国がより積極的な役割を
果たすため、1995年に設立されたエジプト外務省所属機関。