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平成18年2月19日 在エジプト日本国大使館
在留邦人の皆様へ
鳥インフルエンザに関する注意喚起
2月17日、エジプト内閣報道官は、国内において高病原性鳥インフルエンザ・ウイルス(H5N1型)が検出されたことを公表しました。当館でも、世界保健機関(WHO)当局者を通じて発生事実を確認しています。
エジプト政府によれば、発生場所は、カイロ県、ギザ県、ミニヤ県と言われていますが、エジプト国内9県でも被害が出ているとの報道もなされています。現在のところ鳥インフルエンザの人への感染は当国では確認されていませんが、中近東の発生地域であるトルコやイラクでは人への感染も報告されていますので、邦人の 皆様におかれても十分注意願います。
鳥インフルエンザについては、パピルス1・2月号の健康のすすめ(80〜82ページ)に詳しい記事が掲載されていますし、また、海外安全ホームページ( http://www.mofa.go.jp/anzen/ )においても情報を入手することができますが、主な注意点は以下のとおりです。
(一般的な注意点) * 手洗い、うがいなどの通常の感染症予防対策を励行すること(手洗いは石けんを使い流水でしっかり洗うこと)。 * 鶏舎やアヒルなどの鳥を放し飼いにしている場所や生きた鳥を扱う市場へは無警戒に立ち寄らないこと。 * 野鳥を含め、死んだ鳥や病気と思われる鳥には決して触れないこと。 * 健康管理に努め、もし、頭痛、関節痛、筋肉痛などインフルエンザと似た症状が現れた場合には、早めに 医療機関にて診察を受けること。
(鶏肉や卵を料理する際の注意点) * 料理するときには、鶏肉や卵から出る汁と生で食べる食物が混ざらないようにすること。 * 鶏肉や卵を料理した後は、石けんで手をよく洗うこと。 * 鶏肉や卵は十分に加熱調理すること(鶏肉はピンク色の生焼けの部分がないようにし、卵は黄身まで十分に加熱すること。ウイルスは卵の殻だけではなく、黄身や白身にも含まれているため、十分加熱(70度以上)すること。決して生や半生で食べないこと)。 * H5N1型ウイルスは低温でも長期間生き続けるため、冷凍や冷蔵の鶏肉料理の際も、生肉を料理する時と同様の注意を払うこと。
鳥インフルエンザとも疑い得る症状に接した場合には、大使館領事班又は医務班にご相談ください。 |
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