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平成18年3月18日

在エジプト日本国大使館

 

在留邦人の皆様へ

 

鳥インフルエンザによる死亡者の発生

 

 

1. 18日、エジプトのガバリー保健・人口相が、記者会見を行い、17日、カイロ北方のカリユベイヤ県において30歳代のエジプト人女性が一人、鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染にて死亡した旨発表しました。右発表は、世界保健機関によっても確認されています。

2. 本件は、これまでアジアやトルコ等で確認されてきているトリからヒトへの感染例であり、流行につながりうるヒトからヒトへの感染ではありません。鳥インフルエンザへの感染を予防するため、引き続き、以下の諸事項につき注意を喚起致します。また、3月14日付の大使館の美甘医務官作成の資料「鳥インフルエンザ対策」もご参照下さい。

 

(一般的な注意点)

 * 手洗い、うがいなどの通常の感染症予防対策を励行すること(手洗いは石けんを使い流水でしっかり洗うこと)。

 * 鶏舎やアヒルなどの鳥を放し飼いにしている場所や生きた鳥を扱う市場へは無警戒に立ち寄らないこと。

 * 野鳥を含め、死んだ鳥や病気と思われる鳥には決して触れないこと。

 * 健康管理に努め、もし、頭痛、関節痛、筋肉痛などインフルエンザと似た症状が現れた場合には、早めに医療機関にて診察を受けること。

 

(鶏肉や卵を料理する際の注意点)

 * 料理するときには、鶏肉や卵から出る汁と生で食べる食物が混ざらないようにすること。

 * 鶏肉や卵を料理した後は、石けんで手をよく洗うこと。

 * 鶏肉や卵は十分に加熱調理すること(鶏肉はピンク色の生焼けの部分がないようにし、卵は黄身まで十分に加熱すること。ウイルスは卵の殻だけではなく、黄身や白身にも含まれているため、十分加熱(70度以上)すること。決して生や半生で食べないこと)。

 * H5N1型ウイルスは低温でも長期間生き続けるため、冷凍や冷蔵の鶏肉料理の際も、生肉を料理する時と同様の注意を払うこと。

 

3.鳥インフルエンザとも疑い得る症状に接した場合には、大使館領事班又は医務班にご相談ください。


エジプトでの感染情報2006