1.衝突の発生状況
(1)1日夜から大統領支持派集会を開催していたカイロ大学前及びその周辺において、2日午後以降、銃撃を含む衝突が発生し、これまでに22名が死亡、600名以上が負傷した旨報じられています。カイロ大学の位置は、7月2日付の「デモ・集会等に関する情報」に添付した地図をご参照ください。
(2)2日夜、インバーバ南部のキットカット広場で銃撃が発生し、これまでに4名が死亡したと報じられています。キットカット広場の位置は、6月29日付の「デモ・集会等に関する情報」に添付した地図をご参照ください。
(3)アレキサンドリア、ベンハー,イスマエリーヤ,ガルビーヤ等一部の地方都市でも大統領支持派と反対派の間で衝突が発生し、負傷者が発生した旨報じられています。
2.本日(3日)16時半で、国軍が設定した「猶予期間」が過ぎます。国軍は、声明発出のタイミングは発表していないとしていますが、声明が発せられた場合、その内容によっては、これまでの衝突等で高まっている大統領支持派・反対派の間の緊張が、さらに高まる可能性があります。また、最近の衝突では、銃器等も用いられ、多数の死傷者が発生しています。つきましては、特にデモ・集会には近付かない等、治安情勢には、最大限の注意を払ってください。
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