1.26日から27日にかけて、首都カイロ及び地方都市において,ムルスィー氏支持派と
治安部隊等による衝突が発生し,当地保健省の発表によれば,ナセルシティーのラバ・エル・アダウィーヤモスク周辺の衝突では,80名が死亡,299名が負傷しました。また、27日には,カイロ郊外ヘルワン中心部の警察署周辺で両者による衝突が発生し,16名の負傷者が発生しています。
2.このような中,本日(29日)夜から明日(30日)にかけて,ムルスィー氏支持派は,デモ隊に対する治安部隊による実弾の使用等に抗議するため,「正統性の支持」,「クーデターの拒否」や「軍事クーデターの殉教者」等のスローガンの下,警察署
・広場等エジプト全国でのデモ行進の実施を呼び掛けており,ムルスィー氏支持派と治安部隊等の間で突発的な衝突の可能性も否定できません。
3.ついては,エジプトに滞在されている方は,多数の人が集まる場所(集会・デモのみならず商業施設等も),治安当局を始めとする政府関係施設,政党関係施設や外国関係施設には近づかない等,引き続き最新の情勢の入手に努めつつ,不測の事態に巻き込まれないよう,最大限の注意を払って下さい。 |