1.明日(11月29日)は、カリユビーヤ県で37名の囚人が死亡した事件(※)から100日にあたり,暫定政権に反対する正統性支持同盟は金曜礼拝後のデモを呼びかけています。
(※)刑務所に収容中の囚人移送車内に催涙ガスが投げ込まれ、ムスリム同胞団員の囚人37名が車内で窒息死した事件。
2.現在までに明らかになっている経路は以下のとおりです。
(1)ナセルシティのアール・ロシュダーンモスク、アッラフマン・エルラヒームモスク、アッサラームモスク、エルアーシルモスク、アブー・バクルモスクからラバ・エル・アダウィーヤモスクへの行進
(2)アインシャムス、ヘルミーヤト・ゼイトゥーン、マタリーヤ、ハダーイク・クッバの各モスクから大統領宮殿への行進
(3)イスティカーマ・モスク、ハーテム・エルムルサリーンモスクからモハンディシーンのムスタファ・マフムードモスクへの行進
3.また,11月24日にはデモ実施に警察への届け出を義務づける「平和的な公集会・行進・デモの実施の権利に関する法」が施行され、各勢力からの反発が強まっています。26日には同法や民間人を軍事法廷へかけることへの反対等を訴えてカスルエルアイニ通りで実施されたデモを治安部隊が強制退去措置に踏み切り、多数の逮捕者が出るという事件も発生しています。
4.以上の理由から、明日のデモに伴い、デモ隊と治安部隊の間の衝突や交通網の混乱が発生する可能性もありますので、デモや集会の発生場所,国防省及び内務省関連施設,軍・警察の展開場所などには近づかないようにしてください。引き続き行く場所や時間帯には注意を払い,関連の最新情報の入手に努めて下さい。
 |