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平成24年2月
在エジプト日本大使館

 

 

犯罪に関する注意

 

 

エジプトでは犯罪統計が明らかにされていませんが、日本大使館が得た情報、また各種報道等からは、昨年の政変以降、誘拐、強盗、暴行等の凶悪な犯罪が増加している状況が窺えます。最近の主な事例は以下のとおりです。

 

(1)邦人女性が、夕刻、ギザ県アレクサンドリア・デザート道路入口付近を運転・走行中、後続車両に接触された。邦人女性が、事故確認のため車両を路肩に停車させ、降車したところ、接触車両から降車した同乗男性が、邦人女性の車両運転席に乗り込み2台で逃走した。逃走車両には邦人女性の子供が乗車していたが、まもなく発見・保護された。

 

(2)外国人が、夕刻、カイロ県マーディ地区からカルフール・スーパーへ通じる道路を四輪駆動のSUV車に子供を同乗させて運転・走行中、2台の車両に前後を挟むようにして停車させられた。これら車両から降車してきた者が、けん銃で脅しながら、SUV車の全員に対して降車を求め、指示に従い降車すると車両に乗り込み3台で逃走した。

 

(3)外国人旅行者が、南シナイ県シャルムエルシェイク市と聖カトリーナ修道院を結ぶ道路をガイドとともに車両移動中、ワディ・アル・ソアル(聖カトリーナから東へ約40kmの地点)において、武装したベドウィンにより、別の車両にて連れ去られた。その後、治安当局による交渉を経て、解放された。

 

(4)外国人夫婦が、夜間、カイロ・ザマレック地区ゲジーラ・クラブ付近を歩行中、オートバイに乗車した二人組により、所持品を強奪された。

 

また、この他にも、武装集団による銀行や商店を対象とした強盗事件、タクシー運転手による恐喝事件等がカイロ・マーディ地区ほか市街地でも発生しています。

 

 

つきましては、皆様におかれては、不要不急の夜間外出及び昼夜ともに単独行動は避け、以下の点を参考に十分な注意をしていただくとともに、万一、強盗等の被害に遭った場合は、無理な抵抗せず、身の安全を最優先していただくようお願いいたします。

 

(1)自動車強盗・誘拐

 

 ・乗車中はドアをロックし、窓を閉める。

 ・深夜、早朝等通行車両の少ない時間の走行や、通行車両の少ない道路の走行を避ける。

 ・接触された場合、不審車両、不審者からの停車の要求には応じない。停車せざるを得ない場合は、人通りが多い場所や警察官がいる場所に移動する。

 ・ほとんどが車両や金銭の奪取のみが目的と考えられるところ、状況にもよるが、犯人側の攻撃を招くような無理な抵抗はしない。

 

(2)路上強盗・ひったくり

 

 ・周辺の状況に常に注意を払い、特に不審な若者やホームレス風の者達がたむろしている場所には近づかない。

 ・特に人通りの少ない場所では、オートバイや自動車の接近に注意を払う。

 ・鞄はなるべく所持しない。鞄をたすき掛けにした場合、ひったくられた際に負傷する虞があるため、鞄を所持する必要がある場合は、抱え込むように所持する。

 

(3)タクシー運転手による強盗・恐喝

 

 ・深夜、早朝等は、単独での利用を避ける。

 ・声をかけてきたタクシーは利用しない。 

 ・後部座席に座る(助手席には座らない)。

 ・相乗り者が現れた場合、直ちに降車する。

 ・白いメーター式タクシーを選ぶ。

 ・料金は降車した後に支払う。

 

 

安全の手引き

  

 

在エジプト日本国大使館 領事部

 

TEL:02-2528-5910

FAX:02-2528-5907

Email: ryoji@ca.mofa.go.jp

 


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