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平成25年3月

 

治安情勢に関する注意喚起

(平成25年3月7日付)

 

 

3月9日(土),カイロ市内5th Settlement(タガンマア・ハーミス)に所在する警察大学校において,昨年2月にポート・サイード県で発生した暴動事件にかかる裁判所の判決が出されることが予定されています(同事件の裁判の日程や場所は,今後変更の可能性もあり得ます。)。同事件の裁判では,警察が十分な警備措置を執らなかったために多数の死傷者が発生するに至ったとして,警察の責任が追及されているほか,暴動に参加したとみられている一部の過激的なサッカー・ファン(通称:「アルトラス」)が被告となっています。

 

同事件の裁判に関し,1月26日以降,アルトラス等のデモ隊が抗議活動を行い,ポートサイード県など同国ナイルデルタ地域やカイロ市内において,その一部が暴徒化して刑務所,警察署,県庁舎等の政府施設を襲撃したり,治安部隊との衝突に発展し,多数の死傷者が発生しています。

また,3月3日以降,ポートサイード県のほか,カイロ市内タハリール広場付近等においても,同裁判に対する暴力的な抗議活動が活発化,治安部隊との衝突等により多数の死傷者が発生しています。

 

3月9日の判決を前に,今後,デモ隊による抗議活動がエスカレートしていく可能性があります。

 

また,デモ隊と治安部隊が衝突を繰り返している地域及びその周辺では,混乱に乗じた犯罪(強盗,性犯罪,発砲等)が発生しやすい状況になります。

 

暴力行為等の混乱やデモ隊にかかる衝突事件は,突発的に発生する可能性がありますので,引き続き,不測の事態に巻き込まれないよう,

 

・カイロ・タハリール広場等の政治集会に用いられる国内各地の場所,

・カイロ・大統領府(ヘリオポリス地区),内務省(ダウンタウン地区),

・国内各地の警察施設,県庁舎,裁判所等の政府関連機関,

・抗議活動の集合場所になり得る宗教施設,

・サッカーチーム施設(「アル・アハリ」サッカーチームの関連施設は、カイロ・ゲジーラ島南端オペラハウスの北側ほかに所在。),

及びそれらの付近への不要不急の外出を控えてください。

 

上記場所以外でも,デモ,集会や群衆に遭遇した場合は,平穏であると感じても,決して近づくことなく,すぐに現場から離れてください。

また,その他犯罪にも巻き込まれないよう,夜間・早朝の外出は特に注意し,単独行動を控える等自らの安全確保を図ってください。

 

 

大使館連絡先:

在エジプト日本国大使館 領事部

 

TEL: 02-2528-5910

FAX: 02-2528-5907

Email: ryoji@ca.mofa.go.jp

 

安全の手引き

外務省海外安全HP(エジプト)http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=94)

 

 


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