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平成21216
在エジプト日本国大使館領事部

 

大気汚染に関する健康安全講演会の実施結果について

 

 

 

先般,日本から虎の門病院の呼吸器内科専門医である岸一馬氏(虎の門病院呼吸器センター 内科部長・臨床腫瘍科部長を招き,大気汚染に関する健康安全講話を当館で開催させて頂きました。当日ご来場頂きました参加者に対し、お礼を申し上げるとともに、当日来られなかった方々については、講話用スライド資料と下記講話概要をご参考頂ければ幸いです。

講話概要:
 講話用スライド資料に沿って岸講師による講話が行われ、時折当地の状況、例えば、当地の大気汚染の発生源は自然由来(砂漠)が主である等についても説明があった。また、講話後の質疑応答では、参加者よりの質問を以下のとおり岸講師が適宜対応された。

(1)蚊取り線香を使用するとPM2.5が発生するとの説明があったが,代用案はあるか?

回答:蚊取り線香のような固体のものではなく,液状のようなものを使用する。

(2)大気汚染に関する対策は?

回答:外出時にはマスク,帰宅後にうがい・手洗い,室内空気清浄機を使用する等の対策が考えられる。

(3)肺がんの診断にCT検査もされた方が良いとの説明について,一時帰国時や帰国時にCT検査を受けた方が良いのか?

回答:全員ではなく,喫煙者は検査をお勧めする。

(4)カイロも時折霧のようなスモックに覆われ,北京のように真白になる日があるが,空気中の汚染物の成分は同じか?

回答:北京は工場や車の排ガス等の人為由来が主に対して,エジプトは砂など自然由来が主であるため,空気中の汚染物の成分は違う。

(5)PM2.5等の汚染物が肺に入った場合,体内に留まるのか?

回答:粒の大きさにもよるが,PM10程度の大きさのものは鼻や喉に沈着し,咳や鼻水等で排出され,PM2.5のような小さいたものは肺の奥の肺胞まで達するが,少し時間を要するも,免疫力等の働きで,体内から排出される。


講話用スライド資料


 

 

在エジプト日本国大使館 領事部

 

TEL: 02-2528-5910

FAX: 02-2528-5907

Email: ryoji@ca.mofa.go.jp

 


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