1.既に1月14日付「海外安全情報(スポット情報)」でもお知らせいたしましたが、本年1月25日(月)は、2011年の「革命」から5周年に当たり、その前後の期間において、政権支持派・反対派双方によるデモや集会が発生し、治安部隊とデモ隊の衝突、及びデモ隊同士の衝突等が発生する可能性があります。また、これまでエジプトでは、特に軍・警察を始めとする政府関係機関を標的にする爆発・銃撃等のテロ事件が発生していることもあり、25日の記念日及びその前後の期間、同様の事件が発生する可能性も排除できません。
2.また、内務省発表によれば、先週末にエジプト内務省がギザ県内において、過激派の拠点を急襲し、大量のTNT爆弾を発見・押収するも、捜査した際に同所で爆弾が爆発し、警察官らが死傷(6名死亡、13名負傷)したとの事案もあります。
3.在留邦人の皆様におかれましては、上記情勢に十分留意のうえ、当館や報道等から最新の治安情報の入手に努めてください。テロの標的になりやすい軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両、主要インフラ施設、デモ、集会等には近づかないようにするとともに、公共交通機関などの外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所に近づくことは必要最小限にし、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場を離れるなど、不測の事態に巻き込まれないよう、安全確保に努めてください。
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