2012年1月10日
第24回「世界青年の船」(24th
Ship for World Youth)
内閣府が実施する第24回「世界青年の船」に参加するため、エジプトから11名の青年が、1月17日に日本に向けて出発します。
エジプト人参加青年11名は、約140名の日本の青年及び約130名のバーレーン、ブラジル、カナダ、インド等その他12カ国からの参加青年と48日間にわたり「世界青年の船」に乗船し、船上及び訪問国(インド、スリランカ)において各種の交流活動を行い、3月6日にエジプトに戻ってくる予定です。
エジプトは1990年から同事業の参加国となり、いままでに148名のエジプト人青年が参加しました。また、元参加青年が組織するEASWY(Egyptian
Association for the Ship for World Youth)は活発に活動しており、当館と協力し、文化事業等の活動を行っています。
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第24回「世界青年の船」参加者 |
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第24回「世界青年の船」参加者及び元参加者 |
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►「世界青年の船」事業オフィシャルサイト
http://www.shipforworldyouth.org/index.htm
►Ship
for World Youth Alumni Association
http://www.swyaa.org/
第24回「世界青年の船」事業の日程(2012年)
- 1月18日 外国参加青年 来日
- 1月19日~30日 国内プログラム
(都内視察、地方プログラム、課題別視察、国連大学訪問など)
- 1月31日
出航(横浜大さん橋)
- 2月7日~8日 給油・給水
in シンガポール (シンガポール)
- 2月12日~14日 訪問国活動 in
インド (チェンナイ)
- 2月16日~19日 訪問国活動 in
スリランカ (コロンボ)
- 2月23日~24日 給油・給水 in
シンガポール (シンガポール)
- 3月5日 帰航(晴海ふ頭)
- 3月5日~6日 帰国後研修
(日本参加青年のみ)
第24回「世界青年の船」事業参加国(予定)
バーレーン王国
ブラジル連邦共和国
カナダ
エジプト・アラブ共和国
インド
日本
ニュージーランド
ペルー共和国
ロシア
スペイン
スリランカ社会主義共和国
トルコ共和国
ベネズエラ・ボリバル共和国 |
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「世界青年の船」事業開始の背景
内閣府の行う青年の国際交流事業は、昭和34年度に、当時皇太子殿下であられた今上陛下の御成婚を記念して時の岸信介内閣総理大臣の直々の発議により「青年海外派遣」事業が開始されたことが発端となり開始されました。
さらに、昭和42年度には明治百年記念事業の一つである「青年の船」事業が開始されました。「青年海外派遣」事業と「青年の船」事業はいずれも当時、日本の若い青年が自力で海外に行くことが非常に困難であった時代に、政府が実施主体となって日本青年を海外に派遣するという、正に日本国中の青年に大きな夢と希望を与えた事業でした。
昨今の我が国の国際的役割の増大、社会の各分野における国際化の進展は著しく、内閣府の青年の国際交流事業においても時代の変化に対応した事業内容の改善が求められるようになりました。このため、まず、昭和63年度に「青年の船」事業を「世界青年の船」事業に発展的に改組しました。これは従来日本青年の派遣という色合いが強かった事業内容を改め、外国青年と日本青年との交流を主とし、活動内容も討論等を取り入れて高度化したものです。
「世界青年の船」事業の目的
「世界青年の船」事業は、日本と世界各国の青年が生活を共にしながら、船内及び訪問国において、世界的視野に立った共通課題の研究・討論を行うなど各種交流活動を行う中で、日本青年の国際的視野を広げ、日本及び諸外国の青年相互の理解と友好を促進し、あわせてその国際協調の精神と実践力を向上させ、もって国際社会の各分野で指導性を発揮できる青年の育成を目的としています。
さらに、多種多様な文化や伝統を有する国際社会の縮図となる「世界青年の船」という具体的かつ実践的な経験の場を提供することを通じ、世界中の青年同士の人的ネットワークの構築や共同活動を促進するなど、日本国として、人材育成という観点から目に見える形での国際貢献に寄与することを目指しています。
日本青年約140名、諸外国の青年約140名が船内での共同生活、世界的視野に立った共通の課題研究・討論、訪問国での活動等を通して多国間交流活動を行うプログラムです。