2011年3月31日
エジプトからのお見舞いに対する奥田大使からの御礼
11日、日本で発生した東北地方太平洋沖地震の発生に対し、タンタウィー国軍最高会議議長から天皇陛下及び菅総理宛に、深甚なるお見舞いの書簡を頂いたほか、シャラフ首相を始めとする、多くのエジプト政府高官及び関係者の方々から、様々な形でお見舞い、支援のお申し出を頂き、謹んで御礼を申し上げます。
また、多くのエジプトの一般市民、そして各国の外交団を始めとする当地在留の外国人の方々からも温かいお見舞い、励ましのお言葉を頂いたことに、心から御礼を申し上げます。
特に、当館での弔問記帳には、約250名の方々から記帳を頂きました。これまでに当館に頂いた様々な形でのお見舞いと合わせると、その件数は約千件に上っていることを、この場をお借りしてご報告申し上げます。これらのメッセージは日本に伝達され、一部は日本国内に於いて報道されました。日本の人々は、エジプトの人々の暖かな気持ちに大変心を動かされています。
現在も日本では、被災者の方々を始め、多くの関係者の方々が、悲しみの中にあっても、英知と力を結集し、この未曾有の大震災を乗り越えるための必死の努力を継続しております。日本は、これまでも多くの困難に直面してきましたが、その度に乗り越えて参りました。今回の大震災においても、エジプトの方々から頂いたような、国際社会からの温かな支援も受けて、必ずやこれを乗り越えていけるものと確信をしております。
最後に、今回の大震災に対して、日本に対する強い連帯を表明して下さったエジプト政府及び国民の方々に対して、改めて深く御礼申し上げます。エジプトの人々も革命の下、多くの困難にも関わらず国の再興のために努力されています。日本の人々も、この革命が成功し、エジプトに明るい未来が訪れるよう願っています。共に努力し、この困難を乗り越えて行けることを希望しています。
|