アハマド・ラハミー東京国際大学国際戦略研究所教授及びモナ・エルラッバン生け花講師が日本国外務大臣表彰を受賞

令和4年8月4日
アハマド・ラハミー東京国際大学国際戦略研究所教授
モナ・エルラッバン生け花講師
 8月4日、日本外務省は、令和4年度外務大臣表彰受賞者を決定しました。外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献のあった個人および団体の功績を称えることを目的としています。エジプトからは、アハマド・ラハミー東京国際大学国際戦略研究所教授及びモナ・エルラッバン生け花講師が受賞しました。おめでとうございます!
 
 アハマド・ラハミー氏は、カイロ大学日本語日本文学科の第一期生であり、日本で博士号を取得後、カイロ大学同学科で日本語・日本文学の教育に尽力されました。また、日本語・日本文学に関する研究学術論文発表や、日本の古典や現代文学作品のアラビア語翻訳活動(源氏物語、伊勢物語等)に熱心に取り組み、エジプトでの日本語・日本文学の普及に貢献されました。2017年以降は日本の大学で教鞭をとられ、日エジプト両国の相互理解の促進に寄与しています。
 
 モナ・エルラッバン氏は、カイロ大学日本語日本文学科を卒業後、京都の池坊文化学院で華道を修練し、免状を取得しました。以後、エジプトの大学などで数々の生け花ワークショップや講演を行っているほか、2017年からは、国際交流基金カイロ日本文化センターでも生け花講座を開催しています。これらの活動を通じて、生け花の技法のみならず日本人の感性や自然観を紹介し、エジプトにおける日本文化の普及及び両国の相互理解の促進に貢献されました。
 
 お二人の受賞者が両国の懸け橋として、エジプトにおける日本語や日本文化の普及に多大な貢献をされたことに対して、在エジプト日本国大使館として、心からの敬意と謝意を表します。今後ともお二人の力をお借りしながら、日エジプト間の友好関係促進のために尽力して参ります。