モナ・エルラッバン生け花講師に外務大臣表彰

令和4年12月14日
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 12月14日、在エジプト日本大使公邸において、岡浩大使からモナ・エルラッバン生け花講師に外務大臣表彰が授与されました。外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献のあった個人および団体の功績を称えることを目的としています。
 
 モナ・エルラッバン講師は、カイロ大学日本語日本文学科を卒業後、1986年~1987年に京都の池坊文化学院で華道を修練し、免状を取得されました。エジプトに戻られてからは、各地の学校や大学などで数々の生け花ワークショップや講演を行っているほか、2017年からは、国際交流基金カイロ日本文化センターでも定期的に生け花講座を開催しています。これらの活動を通じて、生け花の技法のみならず日本人の感性や自然観を紹介し、エジプトにおける日本文化の普及及び両国の相互理解の促進に貢献されました。
 
 表彰式では、岡大使から、モナ講師の功績に対して深い敬意と謝意を示し、より多くのエジプトの方々が日本の伝統文化である生け花の魅力に触れ、日本文化への理解を深めることを期待している旨述べました。さらに、今後ともモナ講師と協力しながら、日エジプト間の文化交流促進のために尽力していきたいと述べました。
 
 また、モナ講師からは、今回の受賞の喜びとともに、岡大使を始めとする在エジプト日本国大使館に対する深い感謝の念を表明されました。さらに、生け花に興味を持ったきっかけや、これまでの活動について紹介されつつ、エジプトにおける生け花の更なる普及に向けた熱意と意欲について述べられました。