「カイロ地下鉄四号線第一期整備計画(II)」に関する書簡の交換
令和4年12月26日




「カイロ地下鉄四号線第一期整備計画(II)」に関する書簡の交換
1 2022年12月26日、国際協力省において、岡浩駐エジプト日本国大使とラニア・アル・マシャート国際協力大臣の間で、円借款「カイロ地下鉄四号線第一期整備計画(II)」(限度額410億円)に関する書簡の交換が行われました。その後、カーメル・エル・ワジール運輸大臣と筱正雄国際協力機構(JICA)エジプト事務所次長との間で、借款契約の署名が行われました。
2 この協力では、本邦技術活用条件(STEP)を適用し、日本の鉄道技術を活用して、カイロ中心部とピラミッド地区を結ぶ地下鉄(16駅、約19キロメートル)の建設を支援しています。今回の円借款は、2012年3月に署名した327.17億円の円借款に引き続き、四号線の整備を進めるために供与するものです。
3 カイロ都市圏南西部に地下鉄を建設することにより、増加する交通需要に対応し深刻化する交通渋滞を緩和するとともに、カイロ中心部とピラミッドや現在日本が整備に協力している大エジプト博物館を繋ぐことで観光がさらに活性化し、エジプト経済の発展に資することが期待されます。