【スポット情報】シナイ半島におけるテロ事件に伴う注意喚起

令和4年5月10日
【スポット情報】シナイ半島におけるテロ事件に伴う注意喚起

●5月7日、シナイ半島西部で、軍関係者11人が死亡するテロ攻撃が発生しましたので、注意を呼びかけます。
●治安情勢に関して最新情報の入手に努め、テロの標的になりやすい場所を避けるとともに、安全確保に十分注意を払ってください。

1 5月7日、シナイ半島西部(スエズ運河の東側)の揚水施設に対する攻撃が行われ、将校1名及び兵士10名が死亡、5名が負傷した旨のエジプト政府発表がありました。

2 5月7日、エルシーシ・エジプト大統領は、この事案をテロ攻撃とする声明を発出しました。

3 本事件の位置の詳細は発表されていませんが、シナイ半島の北シナイ県は全土に、南シナイ県は一部を除く全土に、危険情報レベル3(渡航は止めてください。(渡航中止勧告))が出されています。同地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。また、スエズ運河東岸のポート・サイード県、イスマイリヤ県、スエズ県の地域は危険情報レベル1(十分注意してください。)ですが、これら地域においても安全確保に十分注意を払ってください。

4 「ここは日本ではない」という意識を持ち、以下のテロ対策をお願いします。
(1) 最新の治安情報の入手に努める。
(2) 軍・警察・司法等の政府関係機関の施設や車両、主要インフラ施設、治安当局が立ち入り規制している場所等に近づかないようにする。
(3) 常に周囲の状況に注意を払い、騒ぎや急な人だかりなどの不審な状況、不審な物・人物を察知したら、速やかにその場を離れるばど安全確保に十分注意する。観光施設、公共交通機関、教会、モスク等の外国人を含めた不特定多数の人が集まる場所を訪れる際には、特に注意を払う。

参考:エジプト「海外安全情報」
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_094.html#ad-image-0

5 海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は、緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html)
また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう、「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html参照)

6 なお、テロ・誘拐対策に関しては、以下も併せて御参照ください。
(1) パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(パンフレットは、https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_03.htmlに掲載)
(2) パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは、https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_10.htmlに掲載)
(3) ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル
(マニュアルは、https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.htmlに掲載)