吉村作治東日本国際大学総長・早稲田大学名誉教授(工学博士)に 在外公館長表彰を授与

令和5年2月8日
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2月7日、岡大使は、日本におけるエジプト考古学の第一人者である吉村作治東日本国際大学総長・早稲田大学名誉教授(工学博士)に在外公館長表彰を授与しました。
吉村先生は、昭和41年(1966年)にアジア初のエジプト調査隊を組織して発掘調査を始めて以来、半世紀余にわたり遺跡調査を行い、最先端の科学技術を駆使した調査により数多くの成果をあげてきました。こうした活動を通じてエジプト政府・考古学関係者との間に築いた深い信頼関係をもとに、日本の学術関係者との共同研究を数多く行い、日本におけるエジプト考古学研究の発展に多大なる貢献をしてきました。
 吉村先生は、現在、NPO法人「太陽の船復原研究所」の所長として、JICAの支援を通じて「クフ王第2太陽の船」の発掘・復原調査の陣頭指揮を執っています。「第2太陽の船」は、日本が支援する「大エジプト博物館(GEM)」の目玉展示の一つとして展示され、開館後、日本とエジプトの協力の新たな象徴として、世界中の多くの人を魅了し、エジプト考古学に対する日本の多大な貢献を世界に知らせることになります。
 2月7日に岡大使公邸で行われた授与式には、ハワース博士(初代考古大臣)やアナーニー前観光考古大臣も出席し、吉村先生への在外公館長表彰授与を祝福しました。
 
(了)