マーディー地区における強盗事件の発生について(注意喚起)
令和5年3月23日
マーディー地区における強盗事件の発生について(注意喚起)
1 治安機関から得た情報によると、3月17日夜11時頃、マーディー地区のEl Nahda Square付近において、欧米国籍の男子高校生1名が、複数人の見知らぬ男性グループにナイフで切りつけられ、怪我を負うと共に、財布やスマートフォンなどの貴重品を強奪される事件が発生しました。なお、当該犯人グループは全員既に逮捕されています。
2 本件事件の背景は不明ですが、物価の上昇や為替の急落など、エジプトの経済情勢が不透明な中、一般論としてもこうした犯罪の発生は今後も懸念されますので、身の安全を確保するため、以下の諸点にご留意ください。
(1)深夜の単独による徒歩移動は極力避け、可能な限り自動車等での移動を心掛けてください。
(2)夜間や車通りの少ない路上においては、背後などの死角から近づくバイク、つけてくる人・集団などがないか、よく注意してください。イヤフォンで音楽を聴きながらの歩行は、そうした注意が行えなくなることから推奨しません。
(3)万一、ナイフ等の殺傷力の高い武器を突きつけられる等、生命の危険を感じる場面に遭遇してしまった場合には、無理に抵抗せずに持ち物を差し出す等、ご自身の安全を第一に考えた行動をとってください。また、そうした状況をあらかじめ想定し、日頃から多くの貴重品は持ち歩かない等、被害の最小化を念頭に置いた行動を心掛けてください。
3 当地に滞在する上での安全上の注意事項をまとめた、「安全の手引き」を当館ホームページで公開しておりますので、併せてご参照ください。
(参照アドレス:当館ホームページ「安全の手引き」)
https://www.eg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/r_safety_handbook_2.html