日本はスーダンからの避難民及び帰還民のエジプトでの受入れに100万ドルを供与

令和5年5月16日
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 5月16日、日本政府は、スーダンでの武力衝突によってエジプトへの避難・帰還を余儀なくされた人々を支援するために、エジプトにおいて、国際機関を通じた100万ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

1. 今回の緊急無償資金協力は、スーダン周辺国(エジプト、チャド、南スーダン)に対して、350万ドルの緊急無償資金協力を実施するものであり、エジプトには100万ドルの支援をエジプト赤新月社と連携して実施するものです。

2. エジプトにおいて、世界食糧計画(WFP)を通じて約15万人が食料支援を、また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて約8万人が水や日用品の支援を受けることができます。

3. 今般の緊急無償資金協力は、4月のエジプト歴訪に際し、岸田総理内閣総理大臣が「日本として、周辺国における避難民に対する緊急人道支援を実施する用意がある」旨表明したことを具体化するものでもあります。

4. 日本政府は、引き続き関係国と緊密に連携しながら、こうした支援を通じて、避難民及び帰還民を保護するエジプトの取組を支えていく考えです。


(参考)国際機関等別支援額内訳
  エジプト:100万ドル
  • 国連世界食糧計画(WFP):50万ドル
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):50万ドル