吉村作治 早稲田大学名誉教授・元東日本国際大学学長に 対する勲章の発令

令和5年11月3日
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 11月3日、日本政府は、吉村作治 早稲田大学名誉教授・元東日本国際大学学長に、日・エジプト間の学術交流に多大な寄与を行った功績により、日本国天皇陛下から贈られる勲章の授与を発令しました。
 
 吉村作治氏は、1966年にアジア初のエジプト調査隊を組織して発掘調査を開始して以来、半世紀余にわたる遺跡調査を通して、日・エジプト間における学術関係者との共同研究を数多く行い、両国間の相互理解・学術交流の発展に貢献し、令和5年度外務大臣表彰を受賞しています。また、現在、両国の協力のもと、JICAの支援を通じて「クフ王第2太陽の船」の発掘・復原調査の陣頭指揮を執っており、日本が支援する「大エジプト博物館(GEM)」における目玉展示のひとつとなる予定です。その長年に亘る功績から、瑞宝中綬章を授与されることとなりました。
 
 岡在エジプト日本大使より、吉村作治氏の功績に対して謝意と賛辞を表するとともに、その貢献により考古学分野における日・エジプト関係が大きく進展していることは大変喜ばしく、「クフ王第2太陽の船」が日・エジプト協力を象徴するGEMに展示される日が待ち遠しいとのコメントを出しています。在エジプト日本大使館は、日本・エジプト関係の更なる発展のために尽力して参ります。