岡大使離任メッセージ

令和6年10月31日
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 この度、2024年11月2日に3年間の駐エジプト日本大使としての任務を終え、エジプトを離れることになりました。
 
 日本とエジプトの関係は、過去3年間で歴史的にも最高の水準に達し、皆様とともに、両国の長年の友好関係を強化する一翼を担えたことは、私にとって、この上ない名誉であり、喜びでした。
 
 岸田総理とエルシーシ大統領は、2023年、日本とエジプトの関係を「戦略的パートナーシップ」に引き上げることで合意しました。両国は、現在、戦略的パートナーとして、中東およびアフリカ地域の平和と安定のために協力し、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」のビジョンを共有しています。
 
 また、日本とアラブ連盟のパートナーシップは、2023年の岸田総理のアラブ連盟本部訪問をはじめとし、第3回日・アラブ間の外相レベルの政治対話開催(カイロ)、2024年の第5回日・アラブ経済フォーラム開催(日本)、そして同年のアブルゲイド・アラブ連盟事務総長の訪日等を通じて、大幅に強化されました。
 
 エジプトでの3年間の勤務は、このように日本とエジプトとの友好関係を強化する上で、非常に充実したものとなりました。ここに、エジプトでの滞在を通して、皆様からいただいた大変温かいご支援とご厚情に対して、心から御礼を申し上げたいと思います。
 
 日本とエジプトの友好関係は、格別に強い相互信頼の絆で結ばれていることに特徴があります。そして、この相互信頼の絆は、両国のこれからの若い世代によってますます強化され、100年後も、我々は強い友情の絆で結ばれていると確信しています。
 
 最後に、皆様より賜った温かいご支援に改めて心から感謝の気持ちをお伝えしますとともに、皆様のご健康とご多幸を心からお祈り致します。近い将来、また皆様にお目にかかれますことを心から願っています。
 
駐エジプト日本国大使 岡 浩