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日本とエジプト両国の関係は、近年幅広い分野において着実に進展してきています。昨年5月には安倍総理大臣がエジプトを訪問され、その機会に発表された両国の共同声明は、安倍総理大臣とムバラク大統領があらゆるレベルにおける対話と協力の促進を通じて両国間の絆をさらに強化していくとの共通の決意を確認した、と明確に言及しました。
エジプトの科学技術を再生させるために、ムバラク大統領は、エジプト政府が明確に科学技術にコミットし、科学先進諸国との科学協力を強化し、エジプトの科学技術ベースを強固なものとするために、2007−2016年の期間を「科学・技術のための10年」とすることを宣言しました。この期間の最初の年2007年は、ドイツ・エジプト科学技術年でした。
日本・エジプト両国の関係がますます心暖まるものとなっていることを踏まえ、また、エジプトの「科学・技術のための10年」の重要性を考慮して、両国政府は今年を「日本・エジプト科学技術年2008」とすることを決定しました。
日本・エジプト科学技術年は、日本とエジプト両国間の科学協力を強化する場(プラットフォーム)です。科学技術年はエジプト・日本両国間の科学的結びつきを強化するとともに、科学協力を進歩させ、さらに日本人とエジプト人の科学者による共同研究活動を奨励することに寄与します。また、両国国民の各世代に科学技術の知識を広め、関心を高めることは国づくりの確固たる基盤を形成することとなります。科学技術年は学界のみのものではありません。産業・経済界、一般市民、青少年こそが科学技術を促進する主役です。こうしたことからも科学技術年を通じて日本とエジプト両国国民相互に関係を緊密化させることが期待されます。
►イベント表 (2008年12月現在)
目的
1.真のパートナーシップに向けて相互の関心テーマの協力を進展させる。 2.研究者と学生の交流を促進させる。 3.科学・技術関連の共同イベントを調整する。 4.学界の個人的人脈の構築を通じて科学・技術分野で日本・エジプト間の長期的な実りある関係の基礎を造る。 5.エジプトの持続的開発を実現するために、成功したものであれ、かつての環境汚染のように失敗したものであれ、経済発展の過程における日本の経験をエジプトと共有する。 6.科学・技術に対する青少年の関心を高める。 7.日本とエジプトの両国民間の絆をより一層強める。 |
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